■入力フォームを作りたい

<form action="★1" method="★2" enctype="★3" target="★4"> ~ </form>
  • ★1:データの送信先(URL)
  • ★2:get、post(データの送信方法)
  • ★3:データを送信する際のMIMEタイプ
  • ★4:ウィンドウ名

フォームを利用して、アンケート等、ユーザーがデータを入力して送信するような仕組みをWebページに設定できます。テキストの入力フィールドや送信ボタンなど、フォームの部品を作成する様々なタグは、すべてこの<form> ~</form>タグの間に配置します。

  • <form> ~</form>
    この範囲が入力フォームであることを示します。
  • [action属性]
    フォームに入力されたデータを処理するCGIなどのプログラムのURLを指定します。この属性を省略することはできません。
  • [method属性]
    入力されたデータの送信形式を設定します。「get」と「post」のどちらかを使います。「post」を使用するのが一般的です。
  • [enctype属性]
    method="post"の時、フォームをどのような形式にエンコードするのかを指定します。指定できる値は「application/x-www-form-urlencoded」(初期値)か「multipart/form-date」で、省略した場合は前者として扱われます。
  • [target属性]
    データ送信後の結果を表示させるウィンドウ名を指定します。

■送信ボタン・リセットボタンを作りたい

<input type="submit" ★>、   <input type="reset" ★>
  • ★:value="表示名"

フォームの内容を送信するボタン「<input type="submit">」と、書いた内容をリセットするボタン「<input type="reset">」をそれぞれ作成できる。フォームに入力したデータを送信してもらうには「<input type="submit">」が必須。

■汎用ボタンを作りたい

<input type="button" ★>
  • ★:name="名前"
  • ★:value="表示名"

汎用ボタンを設置する。このボタン自体に既定の動作はありません。JavaScriptなどとともに使用されます。

■ボタンを作りたい

<button type="#" ★> ~ </button>
  • #:submit, reset, button
  • ★:name="名前"
  • ★:value="送信されるテキスト"

type属性に指定した値によって役割が変わるボタンを設置します。

  • [type属性]
    submit | 送信ボタン(初期値)
    reset | リセットボタン
    button | 汎用の押しボタン

■画像を使った送信ボタンをつくりたい

<input type="image" ★>
  • ★:src="画像ファイル名(URL)"
  • ★:name="名前"
  • ★:alt="画像の代わりのテキスト"

ボタンを任意の画像を使って表示する。

■一行の入力フィールドを作りたい

<input type="text" ★>
  • ★:size="フィールド幅"(半角文字数)
  • ★:name="名前"
  • ★:value="デフォルトで表示されるテキスト"
  • ★:maxlength="入力可能な最大文字数"

1行のテキスト入力フィールドを設置する。「text」の代わりに「password」を指定すると、入力した文字が直接表示されず「●」等で置き換えて表示される。

■複数行の入力フィールドを作りたい

<textaea ★> ~ </textaea>
  • ★:name="名前"
  • ★:cols="フィールド幅"(半角文字数)
  • ★:rows="行数"

複数行の入力が出来るテキスト入力フィールド(テキストボックス)を設置する。

■ラジオボタンを作りたい

<input type="radio" ★※>
  • ★:name="名前"
  • ★:value="送信されるテキスト
  • ※:checked(初期状態にて、これで指定したボタンを選択)

<input>タグのtype属性に「radio」を指定すると、選択しから1つを選択するためのラジオボタンを設置できます。

■チェックボックスを作りたい

<input type="checkbox" ★※>
  • ★:name="名前"
  • ★:value="送信されるテキスト
  • ※:checked(初期状態にて、これで指定したボタンを選択)

<input>タグのtype属性に「checkbox」を指定すると、複数の選択肢を選択可能なチェックボックスを設置できます。

■表示されずに送信されるテキストを指定したい

<input type="hidden" ★>
  • ★:name="名前"
  • ★:value="送信されるテキスト

<input>タグのtype属性に「hidden」を指定すると、ユーザーには表示されずに送信されるテキストを指定できます。

■ファイルを選択してアップロードしたい

<input type="file" ★>
  • ★:name="名前"

<input>タグのtype属性に「file」を指定すると、ユーザーにファイルを選択・アップロードさせるための入力フィールドとボタンを設置します。

なお、ファイルを送信させるフォームには、<form>タグのentype属性に「multipart/form-date」を指定します。

■プルダウンメニューを作りたい

<select ★><option ◇> ~ </option></select>
  • ★:name="名前"
  • ◇:value="送信されるテキスト
  • ※:selected(初期状態にて、これで指定したボタンを選択)

<select> ~ </select>タグでメニューを設置します。メニュー内の選択肢は<option>タグを使って指定し、<option> ~ </option>タグ内のテキストがメニューに表示される項目になります。

このように作成したメニューは、一般的にプルダウンメニューの形式で表示されます。

■リストボックスを作りたい

<select size="#" ★※1><option ◇※2> ~ </option></select>
  • #:表示行数
  • ★:name="メニュー名"
  • ※1:multiple(複数の項目を選択可にする)
  • ◇:value="送信されるテキスト
  • ※2:selected(初期状態にて、これで指定したボタンを選択)

<select>タグに表示行数を指定するsize属性を設定すると、リストボックス形式のメニューを作成できます。個々の選択肢は<option>タグを使って指定し、<option> ~ </option>タグ内のテキストがメニューに表示される項目になります。

■メニューの選択項目をグループ化したい

<optgroup label="★"><option label="◇"> ~ </option></option>
  • ★:グループ名
  • ◇:簡略化した項目名

メニューの項目をグループ化するには<optgroup>タグを使います。<select>タグと<option>タグの間に記入し、作成されたメニューの選択項目をグループ化します。

■フォームの部品をグループ化したい

<fieldset> ~ </fieldset>、  <legend> ~ </legend>

フォームを構成する様々な部品をグループ化するには<fieldset> ~ </fieldset>タグを使います。<legend>タグは、そのグループ化された部品にキャプション(タイトル、等)をつけるタグで、<fieldset> ~ </fieldset>タグ内の一番最初に置きます。

■部品にラベルを付けたい

<label> ~ </label>  <label for="#"> ~ /label>
  • #:参照する部品のid属性と同じ値

フォームを構成する様々な部品と、ラベルを関連付けます。ラベルでひとくくりにすると、ラジオボタンやチェックボックス等が、テキスト部分をクリックしてもチェックできるようになります。

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